【未経験から】Webデザイナーとして内定をもらうまで【独学で】
前職を退職してから約3ヶ月間の独学期間を経て、Web制作会社にWebデザイナー(初めはアシスタント)として採用していただくことができました。
【ご報告】
— Oeco (@y19110951) July 26, 2019
第一志望のWeb制作会社に、Webデザイナーとして採用して頂きました。
(アシスタントの募集でしたが、アシスタントはすぐに卒業してほしいと言われたのでデザイナーと名乗ります!)
フォローさせて頂いている皆様に本当にモチベーションを貰いました。ありがとうございます!!!
転職活動中、「未経験からウェブデザイナーになるには!」というような記事を読み漁っていました。
すごく勇気づけられたので、私もこれから転職活動をする方のために書き残しておこうと思います。
まずは転職活動の結果から
運良くご縁があり、転職活動の期間は約3週間でした。
- 書類応募:6社
- 書類選考落ち:2社
- 面接辞退:1社
- 内定:2社
- 音沙汰なし:1社
長期戦覚悟で、行きたいところだけ応募していました。
内定をお断りするのは申し訳ないし、焦って入社して合わない会社に入りたくないと思ったためです。
転職時のスペック
- 25歳 / 女性 / 独身
- 前職はIT企業のシステムインストラクター(退職済)
- デザイン系の業務経験なし(簡単なパンフレットの作成程度)
転職時のスキル
Webデザインの勉強はすべて独学です。
Progateなどのオンラインサービスもほとんど使っていません。
なぜスクールに通わなかったかというと、すでに基本的なHTMLやCSSの知識はあったからです。
まったくゼロから勉強するのであれば、スクールに通うことを考えたと思います。
誰かに教わったことがないのできっとコードは汚いし、書き方が違うところもあると思いますが、今自分に足りていない部分を、自分のペースで勉強したいと思いました。
きっとHTMLやCSSのことってだいたいネットに書いてあると思います。
実務でも、わからないことがでたら調べる→実装する→調べる→実装する、の繰り返しなはず。
ポートフォリオをつくる
Webデザイナーとして転職するにはポートフォリオが必須です。
私はWebと紙(PDF)の2パターン作成しました。
面接は紙のポートフォリオを見ながら進めることが多いですし、書類選考のときは履歴書かなにかにWebのURLを貼っておけるので、2パターン作っておく方がいいと思います。
以下、実際のポートフォリオを載せてみます。
面接でポートフォリオが評価されたとは感じていないので参考にはなりませんが、どんな風に作ればいいかのヒントにしてもらえたら嬉しいです。
Webポートフォリオ
とにかく私の好きなデザインにしよう! と思った結果です。
メールフォームをつけようか迷いましたが、ここから連絡してくる人は少ないだろうと予想し、やめました。
紙のポートフォリオ
表紙、裏表紙、プロフィールを含めて全22ページです。
載せている作品はWebポートフォリオと同じで、Webサービス×1、Webページ×3、Cocoda!で作ったアプリデザイン×4です。
作品数が少ないので、Web系の作品はインパクトを出すためにまるまる1ページ大きくビジュアルを載せました。
作品の説明はこんな感じです。
ロゴや、特に注力した機能はミニサイズのスクリーンショットを載せて別途説明しています。
特に見てほしい作品で、ワイヤーフレームがあるものは比較のページも用意しました。
レスポンシブ対応した作品は、スマホから見たイメージも。
ポートフォリオの評価
時系列が前後しますが、面接では、
『載せてる作品は全部ダメ』
『スキルはまだまだですね』
と言われました。
でも、 見る人がどんな視線の動きをするかとか基本的なところは理解できている という評価でした。
お気づきの通り、 全然スキルが足りない ってことです。
結構キツいように感じるかもしれませんが、私にとっては初めてのデザインのアドバイスで、傷つくよりも嬉しかったです。
実務でも、こんなことを言われるのは日常茶飯事だろうと覚悟していたのもあります。
作品の評価は散々ですが、面接まで進んだ会社にはすべて(と言っても2つですが)内定をもらいました。
以上のことから、面接を通して、未経験者のスキルなんて初めから期待されてないと思いました。
事前にnoteで読んだ記事に、「未経験・素人の作品は、どんなに頑張ってもプロから見たら稚拙なものだと思います。」とありました。
確かにその通りで、面接に行く前から気づいていてよかったです。
応募する前に
応募する前に、自分の中で 譲れること・譲れないこと を決めました。
後悔しない企業選びをするためです。
譲れること
- オフィスが綺麗なこと
- 正社員以外で採用されること(ずっと正社員雇用されないのはダメ)
- 労働時間や福利厚生など
譲れないこと
- 制作実績が素敵なこと
- Webデザインの仕事ができること
- Webデザイナーとして採用されること(最初はアシスタントでもOK)
- 社員の雰囲気がいいこと
- デザイナーの先輩がいること
転職サイトに登録する
使用した転職サイトは以下の3つです。
MORE WORKS
Find Job!
CINRA.JOB
おすすめされたのはWantedlyとgreenでしたが、私が個人的に1番使いやすかったのはこの3つでした。
どれも未経験可の募集が探しやすいです。
MORE WORKSとCINRA.JOBはクリエイティブな質の高い求人が多く、
Find Job!は求人の数が多いです。
求人探しは上記のサイトを使っていましたが、応募はその企業のHPからしていました。
やる気があるのが伝わるかなというのと、企業の方が気づきやすいかなと思ったためです。
なにより、 それぞれの転職サイトにいちいち細かいプロフィールを書く必要がなくなります。
ただ、転職サイトでは募集していてもHPでは募集していない場合もあるので、そういうときは転職サイト経由で応募しました。
面接に行く
面接で聞かれたことは以下のとおりです。
- 自己紹介
- 志望動機
- 将来、どういうデザイナーになっていたいか
- デザインとコーディングのどちらをやりたいか
- 前職で大変だったことは何か
- 子どもができるなどした場合、会社員を続けるか
- フリーランスや独立は考えてるか
- デザインは楽しいか
- (HPを見ましたと伝えた上で)〇〇という取り組みについてどう思ったか
- Webデザインはどうやって勉強しているか
- どんなクライアントのデザインがしたいか
- 将来はディレクターの道に進みたいか、デザインを極めたいか
- コミュニケーションをとるのは得意か
- 休みの日はなにしてるか
- 病気などはないか
回答で気をつけたこと
将来、どういうデザイナーになっていたいか
「〇〇なデザイナーになりたい」という回答でもいいと思いますが、
私は「半年後は〇〇、1年後は✗✗、3年後は△△ができるようになっていたい」と答えました。
『しっかり考えられていますね』と言われたので、具体的に考えておいて損はないと思います。
フリーランスや独立は考えてるか
私は今のところ会社員として働きたいなと思っているので、素直に「考えてません」と答えました。
会社としては長く働いてほしいと考えていると言われたので、「フリーランスになりたい!」という回答はマイナスになるかもしれません。
面接のポイント
未経験者は経験者にスキルで勝つことはできません。
スキル以外のアピールポイントを見つけることが重要だと思います。
その上で、 自分が面接官だったらどんな人を採用したいか を考えて、何度も何度もイメージトレーニングを繰り返しました。
私は前職で営業やエンジニアのサポートをしていたので、そこから得た「コミュニケーション力」と「提案力」を軸に勝負しました。
面接で聞いたこと
面接前に逆質問の内容を考えてから臨んでいました。
企業のHPを見て気になったことや、同じ未経験者の方が今いらっしゃるかという質問を準備していました。
その他に、面接の中で気になったことも質問するようにしていました。
まとめ
転職活動ではタイミングや、人柄がその企業に合うかどうかもあると思います。
なので、「絶対に受かる!」とは言えませんが、こんな人もいたんだなぁ程度の気持ちで参考にしていただけたら嬉しいです。
私はずっとWebデザイナーになりたくて、どうしても諦められませんでした。
同じような気持ちの人が一人でも、自分の就きたい職業に就けたらいいなと本当に思っています。
転職活動、頑張ってください!